地下ギャラリー換気装置の設置が完了しました!

皆さんは、興風会館に地下室があるのをご存じですか?

●1地下入り口

正面玄関から入って、すぐの右側の階段を降りていくと・・・

●2工事前

 このような地下室になっており、昭和4年の開館当初からしばらくの間は食堂として、戦後は料理教室などを行う部屋として使われていたようです。その後、昭和59年にこの部屋の大改装がありまして、現在は、定期的に絵画展や盆栽展などを行う地下ギャラリ-として生まれ変わりました。

 しかし、写真を見てわかるように、この部屋には窓が一つもありません。地下室ですから窓がないのは当たり前なのですが、換気をするための換気扇も小さいものがたった1つ設置しているだけで、現在のコロナ禍の中では、到底使用できる状態ではない、ということで、今年3月以来、使用を控えておりました。

 このままでは、永久に地下ギャラリーが使えなくなってしまうということで、会館では、この部屋に大規模な換気装置を設置することといたしました。

 工事開始は9月2日。

●3工事中2

 まずは、壁面をくり抜くところから工事が始まりました。壁をくり抜くと外に窓が見えます。地下室なのに窓がある! これが、興風会館の構造の不思議なところです。

●4工事中3 2日目

 そして、まわりの壁紙も剥がしました。

●5

 ↑ これが、換気装置です。この大きな機械と左側に見える銀色の太いホースで換気をします。

●6

いよいよ大きな機械が壁の中に埋め込まれました。

●7

 くり抜いた壁の中にスポッと入った換気装置。これから壁を塞ぎます。

●8工事完了2

 そして完成! 手前の下にある長方形の窓が吸気口、ここからギャラリーの中の空気を吸い込みます。奥の上の方に少しだけ見えるのが排気口です。こちらから外のきれいな空気を中に入れます。その際、温度を調節して入れますので、今の季節、熱い空気が中に入り込むことはありません。

 3日間にわたった工事でしたが、無事に終了しました。これで、安全に地下ギャラリーを使用していただくことができるようになりました。

 以前にもお知らせいたしましたが、地下ギャラリーの再開は、9月29日(火)から開かれる『第12回東彩会展』です。ぜひ、たくさんのご来場をお願いいたします。